脳脊髄液検査

腰椎穿刺(ルンバール)とも呼ばれ、腰の背骨の間に針を刺して、脊髄(腰髄)を浸している脳脊髄液を10ml弱採取する検査です。髄膜炎などの病気でも行ないますが、CMTや慢性炎症性脱髄性多発神経根炎(CIDP)の患者でタンパク成分が増えていることがあります。

局所麻酔をして針を刺しますが、針を動かしている間は痛みを感じることが多いです。ベッドに横向きに寝て真後ろから針を刺されるので、全く検査の様子は見ることができません。そのため不安感も強くなって、痛みを強く感じさせるかもしれません。膝を抱えるようにできるだけ丸くなると、腰の骨の間隔が開き易くなります。CMTにも良く見られる側わん症の患者さんや、加齢と共に背骨の柔軟性が乏しくなった方では狙った場所に針が進まないなどで、時間がかかってしまうことがあります。